“関の刃物”として知られる全国有数の刃物の産地である岐阜県関市。ここは、実は日本一の名刀の産地でもあるんです。
刀を作る際の「刀鍛冶」により、刀の切れ味や耐久性が決まります。岐阜県関市では、独特の方法により、切れ味バツグンの刀を作ることに成功しました。
その鍛錬方法を年に数回だけ、実際に披露してくれるんです。年に数回だけですよ!


古式日本刀鍛錬
1月2日。場所は、関鍛冶伝承館(岐阜県関市南春日町9-1)の日本刀鍛錬場。
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この日は、古式日本刀鍛錬の打ち初め式。そのため、すごい観衆と報道陣。朝10時開始ですが、20分前にはもうギッシリでした。

10時を少し過ぎて、始まりました。

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まず儀式があり。
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日本刀の材料である「玉鋼(たまはがね)」を熱するための火を熾しています。
ちょっと煙たかったです・・・。
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この日の中に玉鋼を入れて熱していきます。(報道陣大丈夫かな)
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真っ赤になった玉鋼を出して、いよいよ打ちますよ。
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パーーーン!と玉鋼を打つたびに火花がほとばしります!すごーい。
何度か打ったら、その玉鋼をまた日の中に入れて熱します。
そして・・・
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何度も何度も打ちます。こうやって不純物を取り除いていき、洗練された鋼に鍛え上げていくんです。
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ちょっと角度を変えてみました。
約1時間にわたって、披露されました。


いつ見ることができるの?
この古式日本刀鍛錬は、1年に5回一般公開されます。
①1月2日(打ち初め式)
②3月 第1日曜日
③4月 第1日曜日
④6月 第1日曜日
⑤11月 第1日曜日

1月2日の打ち初め式は、観衆と報道関係者で大混雑します。じっくり見たい方は、3月4月6月11月の一般公開日に行かれることをオススメします。


アクセス
名前:関鍛冶伝承館
場所:岐阜県関市南春日町9-1
電話:0575-23-3825
定休日:火曜日・祝日の翌日(休日を除く)
開館時間:9:00〜16:30
入館料:大人:200円(150円)/小中学生:100円(50円)
※一般公開日は無料



▶電車でおでかけ場合

長良川鉄道に乗車、「刃物会館前駅」を下車して徒歩約5分。

▶車でおでかけの場合

(1)東海北陸自動車道の「関IC」から車で約10分。

(2)東海環状自動車道の「富加関IC」から車で約15分。